人それぞれ考え方は違う。


例えば俺が部屋の先輩に
「普通の人になりたかった」といったら
「普通の人って何?普通なんて存在するの?
 みんなそれぞれ違うんだから普通なんて存在しないよ」
って反論された。
いや反論とまではいかないな。


とにかく普通なんてないって言われて
悶々とした覚えがあります。




部屋の先輩に限らず
普通なんてないってよく言われるけど
からしたら普通ってあるし
例えば足の不自由な人が
「あぁ健全な脚を持ってたらなぁ」と思うのも
同じ気持ちなのかもしれない。
精神的な病を持ってる人だって
健全になりたいって思うし
なにか人より能力が抜きんでても劣っていても
人並みになりたいって思うだろう。


普通なんてないって言われて苦しんでいる人は
俺だけじゃないと思う。
ここで問題なのは
普通の人なんてないとかあるとかじゃなくて
人それぞれ考え方は違うということを理解できないことだと思う。
普通の人になりたいって相談されて
普通なんてないって言うのは簡単だけど
その人の立場になって理解してあげることは重要なことだけど難しい。
なぜその人がそんな風に考えるんだろう。ってね。
相手の立場になって少し考えるだけで世界は開ける気がする。
普通なんてない。普通はある。そんなことは議論しても
意味がないことに気付くと思う。


相手からしたら普通の人ってのはあるし
自分にとっては普通という概念は抽象的すぎて理解に苦しむ。
意見が食い違ってもいい。
ただお互いになぜ相手がそんな風に思ってるんだろうって
考えることが大切だと思う。


人それぞれ考え方は違うんだと思うことで
相手の立場にたって考えてみることで
人間関係は平和になると思う。
俺も普通なんてないっていう人の気持ちを
もうちょっと汲み取ってあげれたらななんて
思う。


人の悪口を言うよりもその人のことを理解してあげることのほうが
どれだけ困難か。
でも困難の先にあるのは素晴らしい世界だと思う。


人と人とが本当の意味で分かりあえる世界が訪れると
いいなと思う。
理想論だってのは分かってる。
ただ心の底からそう思う。
堅苦しい文章になってしまいましたし
稚拙な文章と思われるかもしれませんが
あなたの心になにか届くものがあればいいなと思って書きました。
自戒の念も込めて。